関節センタ―ファイル・人工関節証明書

各都道府県の医療機関には、当院以外でも様々な関節センタ―が存在します。
当院、関節センタ―では、独自の取り組みとして「関節センタ―ファイル」を作成しました。
これらを患者様へご提供し、より理解していただける関節センタ―の運営に取り組んでいます。

患者様専用の「関節センタ―ファイル」を患者様へご提供し、手術前の状態から、手術を受けられた患者様の状態を退院後も確認します。
関節の可動域を術前より記録し、「関節の曲がる角度」、「筋力」、「痛みの強さ」の経過を患者様がより理解しやすく提供します。
これらの状態をファイルに記録することで、患者様自身が状態をひと目でご理解いただけます。

下記の内容を関節センタ―ファイルに盛り込み、患者様の患部の経過を記録し提供しております。
☆当院では、関節センタ―ファイルの見本をご用意しております。係員までどうぞ、お声かけ下さい。

人それぞれ、痛みの症状がそれぞれ違うように、それらに最適な手術が存在します。
当院では3次元CT画像を使用し、精密な計画を基に患者様の症状に適した最適な治療を選択しご提案します。手術は、麻酔専門医の麻酔のもと、整形外科専門医が責任をもって行います。また、感染予防のため、特殊な感染防護衣を着用し清潔に留意し行われます。

術後は、人工関節置換術を行った証明として、手術を受けた患者様へ当院独自の「体内金属証明書」を無償で発行し、ご提供しています。
人工関節の素材は、金属製やプラスチック製で構成されているため、旅行などで、飛行機に搭乗される際の「金属探知機」に反応する場合があります。
※ これらの証明書は身体検査を避けるための証明ではありません。必ず案内に従って検査を受けて下さい。

術後の一貫した長期的ケア

当院では、171床の回復期病棟を有しています。そのため、他の病院への転院期間を病床にて待つことなく、スムーズに集中的なリハビリテーションへ励むことができる環境を提供しております。
手術後、おおよそ1週間後に回復期病棟へ移動し、1日約3時間の充実したリハビリテーションを毎日提供します。これらのリハビリテーションが整った環境は当院の大きな特徴でもあり、強みです。

充実したリハビリテーション環境を整え、より早い患者様の回復を提供することを目指しています。
退院後も、主治医により患者様の状態を確認することで、手術後6カ月、1年、2年、3年と末永く状態を見守らせていただき、長期的なケアを前提としています。